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破壊

ばりん

揺れている星を、何度か叩いて割ります。

遊びかた

星をタップして叩きます。叩いた側と反対へ振れ、何度か当てるとひびが入ります。割れたら降ってきたお菓子をタップして拾えます。

体感メモ

振り子にしているのは、狙いが少しだけ外れるようにするためです。止まっている的を叩いても面白くありません。ひびが「叩いた側」に増えていくので、割れる前から手ごたえが見えます。割れたあとにお菓子が床へ積み上がるところまでが、この体験の本体です。

これは何の体験?

メキシコの祝いの席で天井から吊るされる、紙で飾った星型の容器をピニャータといいます。メキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)は、16世紀後半にアコルマン(メキシコ州)へ入ったアウグスティノ会の修道士がこの地にもたらしたとし、七つの角は「siete picos que simbolizaban los siete pecados capitales」=七つの大罪を象徴したもので、割れることは悪が壊されることを表していたと説明しています。メキシコ農牧省(SADER)の記事も、ピニャータは七つの角を持つ星の形であること、角のひとつひとつが大罪を表すことを記しています。

つまり、あれは最初から「壊されるために吊るされている」ものでした。中に入った菓子や果物は割ったあとに落ちてくる。壊すことが祝いであり、壊した人が悪者にならない。世界の「気持ちいい」のなかでも、破壊がここまで正面から祝われている例はそう多くありません。

本場の味わい方

本場では吊り紐を持つ人がいて、叩こうとするたびに高さを変えます。だから狙いは必ず少し外れる。当たらないことも含めて場が盛り上がる作りになっています。

本サイトの「ばりん」も、星を振り子にして揺らしてあります。止まっている的を叩いても面白くないからです。当てた側と反対へ振れるので、次の一撃は戻ってくるところを待つか、追いかけるかの二択になります。ひびは叩いた側に増えていくので、割れる前から「あと何回か」が見えます。割れたあとに降ってくる菓子は、タップすると拾えます。

本物で味わう

この体験の元ネタになっている実物を、Amazon の検索結果で開きます。

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よくある質問

中から何か当たりが出ますか?
出ません。降ってくるのは紙吹雪と菓子の絵だけで、景品も点数もありません。拾った数はその場の演出で、記録にも残りません。
何回叩くと割れますか?
10〜13回です。始まるたびにその回の必要数が決まるので、早く割れる回もあれば粘る回もあります。当たり判定は星の本体だけなので、揺れて外れた分は数に入りません。ひびは叩いた回数に応じて増えていくため、残りがどれくらいかは見た目で分かります。
本物のピニャータのように目隠しはしますか?
していません。画面では狙いが外れる代わりに、星そのものが揺れるようにしてあります。目隠しの再現は、画面の上では「ただ見えないだけ」になってしまうためです。

出典

本文中の年・人名・定義は、以下の資料で確認した範囲で書いています。

  1. Instituto Nacional de Antropología e Historia(INAH)「Acolman: cuatro siglos de posadas y tradicionales piñatas」「En la segunda mitad del siglo XVI, los frailes agustinos llegaron a la región de Acolman」「siete picos que simbolizaban los siete pecados capitales」
  2. Secretaría de Agricultura y Desarrollo Rural(gob.mx)「Las piñatas, colorida tradición」「la piñata debe ser en forma de estrella con siete picos, cada pico simboliza un pecado capital」

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